池田氏、懲りない。
井上毅のつくった「男系の皇統」は軍国主義の物語(アーカイブ記事) | アゴラ 言論プラットフォーム
いま話題の男系の皇統は古来の伝統ではなく、明治22年の皇室典範で井上毅がつくった新しい言葉である。←5月29日反証済。
このような皇国史観もそれほど古い物語ではなく、たかだか19世紀の会沢正志斎や藤田東湖などの後期水戸学から生まれ、尊王攘夷に受け継がれたものだ。←「このような」の中身は皇国史観ではない。そもそも日本語として指す内容が曖昧。
それを制度化したのが法制局長官だった井上である。←5月29日反証済。
彼の思想は尊王攘夷のようなテロリズムではなく、明治国家を建設する合理主義だった。彼は明治憲法を起草し、教育勅語や軍人勅諭や皇室典範や決めた。←ここだけは正しい。
「万世一系」は岩倉具視の造語だが、「男系の皇統」は井上の造語である。←そういうのは出典を明記した方が良い。ちなみに、近代の新しい用語と言いたいのだろうけど、言葉が無くても、中身は存在した。「正統」は、「万世一系」「男系の皇統」とも同じ意味になる。ところで同じ漢字で、「せいとう」「しょうとう」と読み方でまるで違う意味になるだけど、この場合どう読むのか、池田氏にわかるか。
明治国家の統治構造は、ほとんど井上が決めたといってもよい。その手本は(彼が留学で学んだ)プロイセン憲法だったが、それに儒教を加えて、絶対王制に近い憲法をつくった。←明治初年から半年に一度の頻度で行政改革やっているのだけれども。四国が五つになったり三つになったり。池田氏、井上への過大評価がすぎる。
それは植民地支配の危機にあった日本が軍国主義で国家を統一するイデオロギーとして、それなりの合理性があった。←こういう書き方するサヨクは多いけど、軍国主義の定義をしてくれた試しがない。